ページイベントカウント(初期表示)

転職活動手順

ITエンジニアの履歴書作成

更新日:

履歴書作成

採用担当者は履歴書のどの部分を見ているでしょうか。

上流工程に携わる企業では気にするポイントがいくつかあります。

日系と外資系企業、ベンチャーや大企業など会社により求めるものも大きく違います。

私が採用担当をしていた頃の話も交えながら、作成のポイントをお伝えしていきます。

履歴書と職務経歴書にかける労力

履歴書は、自分自身の年齢や学歴・職歴などを記述します。

つまり自身の歴史そのものです。

しかし転職活動で重視されるのは職務経歴書のため、歴史は軽く書くくらいの気持ちでまとめます。

履歴書と職務経歴書にかける時間ですが、履歴書は職務経歴書の1/10くらいの労力で構いません。

語弊がある言い方かもしれませんが、そのくらい履歴書ではなく職務経歴書に力を注ぐべきということです。

IT以外の業界では、履歴書の顔写真や、誤字脱字がないかなど形式を厳しくチェックする会社もあります(古い業界などで今も多く存在します)。

しかしIT業界では履歴書はそこまで重視されません。

誤字脱字があまりに多い、ほとんど何も書いておらずやる気があるか分からない、などは論外ですが、基本的に自身の歴史を淡々と記述して問題ありません。

※例外的に社会人経験が1年未満の人は、経歴が少ないため履歴書を重視することもあります。また社内SEを目指す人は、求人企業がIT以外の業界となるため、履歴書の見た目・誤字脱字にも注意を払ってください。

ただ、重視しないとしても気をつけるポイントはいくつかあります。

志望動機

転職では、就職活動時ほど志望動機は求められません。

正確には就職活動のように「なぜこの会社で働きたいか」と強く追求されるようなことはあまりありません。

ここで気をつけることは「将来こんな仕事をしたいからこの会社で働きたい」という動機は具体的に記述すべきということです。

前回立てたキャリアプランに沿って、今この会社に転職すべき理由を明確に語れることで、書類選考は通りやすくなります。

入りたい会社ではなく、やりたい仕事を目的とした動機を書いていきます。

ただし、ベンチャー企業や事業会社(社内SE)は少し事情が異なります。

特にベンチャーは自社に入りたい理由を重視されます。

ベンチャーは、激務、薄給、向上心がないと精神的に続かない、など独特な世界です。

採用担当もその点を理解していますので、強い入社動機があるか、他ではない自社にしかない技術や社風に惹かれているか否か、入社理由が明確ですぐ退職しないか、を鋭く嗅ぎ分けます。

私がベンチャー企業で採用担当をしていた頃も、経歴以上にやる気や志望動機を見ていました。

また、事業会社の社内SEも志望動機を重視されます。

IT業界は会社への忠誠心や帰属意識は低いですが、小売・製造業などの事業会社では、今でも忠誠心等を求める会社は多いのが実情です。

私が大企業社内SEに転職したときも、なぜ自社か、ということを面接担当のマネージャー・部長・役員から何度も問われました。

一方、SIerや外資系企業などは「将来こんな仕事をしたいからこの会社で働きたい」を重要視します。

求人に応じた志望動機を用意するのがベストですが、少なくともキャリアプランをもとにした「将来こんな仕事をしたいからこの会社で働きたい」はどの企業でも求められますので、明確にしておいてください。

退職理由

退職理由は中途採用で必ず聞かれる項目です。

回答一つで落とされることも多く気をつけて記述していきます。

採用担当をしていた頃に感じたのが、退職理由が明記されておらず、書類選考時に判断できないということでした。

技術や成果など光るものがなく、短期間で入退職を繰り返している人は、ほぼ書類選考時に落ちていきます。

きちんとした理由があったとしても、面接をすれば人柄やコミュニケーション力に優れた人であっても、書類に書かれていなければ悪い方向に判断されやすいということです。

採用担当者は時期により非常に忙しく、全員と面接する余裕がありません。どうしても書類で一定数を絞り込む必要があります。

退職理由は必ず書いておくべきです。

書き方ですが、「退職理由」という欄は通常設けられていません。そのため「職歴」欄に退職理由を書いていきます。

20xx年xx月 xxx株式会社xxx部 入社
20xx年xx月 xxx株式会社xxx部 退職

上記の退職の行の下に、「元請けのプロジェクトマネージャーを目指すため」など退職理由を明記します。

ここで履歴書の見本のように「一身上の理由により退職」などと書いてはいけません。

どれほど優れた能力を持っていたとしても、曖昧な記述、マニュアルに載っているような記述しかできない人は、正しく能力を評価してもらえません。

さきほどの例の「元請けのプロジェクトマネージャを目指すため」であれば、もし今下請け会社にいれば、転職しなければ元請けのPMになれないことが伝わります。

プロジェクトマネージャという明確な目標を定めていることも分かります。

もちろん、なぜ元請けを目指すのか、プロジェクトマネージャを目指すのか、よく考えておく必要があります。面接時にさまざまな角度で質問されるポイントだからです。

今までの手順で情報収集、自己分析、キャリアプラン作成ができている人は、明確に答えられると思います。

ちなみに「人間関係や上司に悩んで」などの後ろ向きの退職理由は好まれません。

実際にそのような理由で転職活動をされる方は、例えば「常駐先では指示を待つことだけを求められ、このままでは能力やリーダーシップを発揮する機会がないと感じた」などポジティブな理由に置き換えます。

ポジティブな理由としても、なぜ今の職場でリーダーシップを発揮しようとしないのか、などと問われますので答えられるようにするのは忘れないでください。

人間関係理由の転職は多く、一般的に好まれないのも事実ですが、人間関係が変わることで力を発揮する人もいます。

また働く地域によって人間性が異なり、関東では評価されなかった人が、関西ではバリバリ働いて評価される、ということがよくあります。その逆もしかりです。

人間関係で転職を繰り返すのはよくありませんが、明らかに悪質な人というのはどこにでもいます。

どのような手立てをしても改善しない、自身の健康に影響するレベルであれば転職すべきです。その際もポジティブな理由に置き換えることは忘れないでください。

学歴・職歴欄

学歴・職歴欄への記述ですが、職歴に多くのスペースを割くようにしてください。

学歴は高校以降で、淡々とした内容で問題ありません。

職歴は、入社・退職だけを書くのではなく、どの部署に所属し、どのような仕事内容だったかを数行書くようにします。

これは事業会社に多いのですが、職務経歴書より履歴書を中心に見る人がいます。特に年齢が高い役職者はその傾向があります。

履歴書のみを見て採用する・しないを決める質の悪い人もいるため、そのような人にも仕事内容が伝わるよう記述します。

会社についても補足情報があればできるかぎり盛り込みます。よほど有名な企業でないかぎり、会社名が書かれていても判断できないためです。

たとえば従業員が1,000人を超えている、マザーズなどの株式市場に上場している、特定の分野のソフトウェアでシェアNo.1など、相手の気を引く要素があれば書くようにしてください。

資格

資格欄ですが、書くことが何もない人は空欄でも構いません。

資格が重要などという声もありますが、アピールできる資格でないかぎり、書くことでレベルの低さを露呈してしまうこともあります。

逆にアピールできる資格、難易度の高い資格を保有しているときは必ず記載します。

資格がない人は、空欄が気になるようであれば、○○を勉強中、○○の本を読むことを心がけています、など勉強していることや学ぼうとしていることを書きます。

今、資格を保持しているかより、勉強の意欲があるか、具体的に行動しているかが問われます。

少なくとも上流工程をこれから目指す人は、今のスキルよりも、将来成長すると思わせるほうが重要です。

IT業界は、幸いなことに他業界よりも未経験者に門戸を開いています。

上流工程を目指すために何をしているか、ということを意識しながら履歴書を作成してみてください。

履歴書ができたら、いよいよ職務経歴書の作成に移ります。

ページイベントカウント(本文読了)

おすすめ記事紹介(転職体験談)

ページイベントカウント(全読了)

-転職活動手順

Copyright© 上流工程専門 , 2020 All Rights Reserved.