ページイベントカウント(初期表示)

上流工程の仕事内容とやりがい

プログラマー経験があるSEの強みと弱み

更新日:

プログラマー経験強み弱み

プログラマーが上流工程を目指すときの強みと弱みは何でしょうか。

私は下請け(孫請け)会社PGから上流工程SEになったため、自身の経験から強みと弱みを日々感じていました。

実体験も踏まえ、具体的にお話していきます。

プログラマー経験の強み

システム構造・作りを熟知

プログラマー経験のあるSEの強みは、システムの構造・作りを熟知している点にあります。

自身でプログラミングしていると、どこにバグが潜みやすいか、品質改善のため何をすべきか、どのような設計書を書けばプログラマーに伝わるかがリアルに分かります。

これは、システムに詳しくないSEにとって羨ましいことです。

プロジェクトが炎上した際、プログラマー経験のあるSEが窮地を救うことがよくあります。自身の経験をもとに、どこに問題があるか見極め、コーディングしたりテストケースを重ねて的確に対処していきます。

一方、業務知識のみ詳しいSEは、システム導入の品質等に問題があっても対処の術を知りません。結果、右往左往したり、部下に怒鳴ることしかできない人も多くいます。

論理的思考

プログラマー経験がある人は、比較的、論理的思考に適応しやすくなります。

体系立てて物事を考えることに抵抗がなく、正確さ・手順の遵守などにも長けています。

プログラマー経験がない人は、どうしても曖昧さ・手順破りなどをしやすくなります。一つのミス・手順の抜けがどれだけ大きな影響を及ぼすか、イメージが湧きにくいためです。

プログラミング・テストをしていると、変数やループ処理等の一つの誤り、一つのテストケースの漏れにより大きな障害発生を引き起こすことがあります。一つの検討漏れが数千万円の企業売上に影響することも普通にあります。

体系立てて検討し、抜け漏れなくプログラミングを重ねた経験が、上流工程でも大きく役立つのです。

一方、この強みは一歩間違えると大きな弱みとなり、関係者とのコミュニケーションがギクシャクすることもあります。論理思考で隙間なくコミュニケーションされると、反発する人や、モチベーションを失うメンバーがいるからです。

この後の弱みにつながりますが、論理を関係者全員に押し付けるようなコミュニケーションを取ると、システム導入に失敗し、上流工程SEのキャリア生命を脅かすこともあります。

上流工程SEをする上での弱み

コミュニケーション

プログラマー経験者が乗り越えなければならない弱みは、コミュニケーションです。

上流工程SEをする上でコミュニケーションは重要となります。しかしプログラマー経験者は、仕事でコミュニケーションを取る必要性が比較的低い職種です。一日誰とも話さなくとも仕事は成り立ちます。

またプログラマーは人見知りやコミュニケーションを苦手とする人が多く、多くの関係者とコミュニケーションを取れない人もいます(私がそうでした)。

ただ幸いなことに、上流工程SEに求められるコミュニケーションは、流暢に話をする、ユーモアを交える、プレゼン力を発揮する、とは少し違います。相手の話に耳を傾け、口数は少なくともいいので適切に受け答えできれば問題ありません。

実際、経験10年以上のSEでも口下手な人はたくさんいます。逆にたどたどしい感じの方が信頼できる、というユーザもいるくらいですので、深く悩む必要はありません。話し上手というよりも、聞き上手になるよう心がけてください。

私も、今でも人見知りの性格が災いして、コミュニケーションがうまく取れないことがあります。しかし上流工程の経験を積んできたことで、以前よりスムーズに話せるようになりました。

人見知りであるが故に、自分から話すというよりも、人の話を聞くことが多くなります。すると、上流工程SEに必要なヒアリング力が身につき、相手が真に求めることを理解しやすくなります。

コミュニケーション力といっても構える必要はなく、人の話に耳を傾ける、いつもより一言多く同僚と雑談してみる、挨拶は明るくする、などから始めれば問題ありません。

重箱の隅をつつく

プログラマー経験者のもう一つの弱みは、重箱の隅をつつくことです。

ユーザにとって重要ではない機能や、設計書のちょっとしたレイアウトのずれ等にこだわりすぎ、納期に間に合わなくなったり、ユーザ要望を満たさないシステムを作ってしまいがちです。

ユーザは思っているよりも大雑把です。細かいシステム動作をほとんどの人は気にしません(ただしシステム導入後に文句を言ってくる人もいますが・・・)。

上流工程SEに必要なことは大局観です。システム全体やスケジュール全体を把握し、優先度や重要度をきちんと押さえることが求められます。

重箱の隅をつつきやすい人は、周りのSEに意見を求める、「このシステムを使う人は何を求めているか」を常に意識することから始めてください。

プログラマー経験者のSEの実態

私は、今まで多くのSEと仕事をしてきました。実態として、プログラマー経験者・未経験者は半々くらいという印象です。

プログラマー経験者のSEは、技術面の理解を活かし、自身でプログラミングやテストをする人もいました。仕事を抱え込むタイプもいましたが、自身で重要機能のプログラミング等をすることで、品質が安定するプロジェクトも多くありました。

一方、プログラマー未経験者のSEは、技術を理解していないことを逆に活かし、技術理解のあるSEやPGに仕事をまかせるのが上手です。雑談なども含め、コミュニケーションをうまく取ります。炎上案件になると適切に対応できない人も多かったですが、仕事をまかされたメンバーや部下は成長していきました。

どちらが良い悪いではなく、自身の強み・弱みを理解したうえで、強みをより伸ばしていくことをお勧めします。

ページイベントカウント(本文読了)

おすすめ記事紹介(転職体験談)

ページイベントカウント(全読了)

-上流工程の仕事内容とやりがい

Copyright© 上流工程専門 , 2020 All Rights Reserved.