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IT上流工程のSE年収月収平均と待遇は?

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SE年収月収平均と待遇

IT上流工程にかかわるSEの年収・月収平均はどのくらいでしょうか。

システムエンジニアの待遇は一般的に良いと言われています。

上流工程に長年携わっている身として、実態を具体的な数値とともにお伝えします。

IT上流工程のSEの年収平均

私の実際の年収

まず私の年収ですが、下請けPGから上流工程SEに転職したときで年収524万円です。

中堅IT企業勤務で、残業代を含めれば大体このくらいの年収となります。ちなみに下請け会社PGの時は年収276万円でした。

※下請け時代の悲哀と、上流工程SEへの転職体験談はこちら

後に大企業の社内SEになったときは、年収892万円でした。これは一般的なSEより高い年収と思います。中堅企業の社内SEであれば、私の知り合いで年収600万円くらいでした。

世間相場の年収平均

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、SEの平均年収は591万円となります(平均年齢38.0歳)。

SEは長時間残業をすることも多いため、38歳の残業込みで年収591万円は決して高いほうではありません。

厚生労働省の「SE」は、実際はプログラマーレベルの人も含まれていると思われます。下請け会社で「SE」と呼ばれていても、実際は詳細設計以降しか担当できないエンジニアが多いためです。

下請け会社のSEは、38歳でも年収400万円台に留まるケースもあります。

SEの月収平均

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」では、SEの月収平均は40万円となります。

SEは基本給などが低く抑えられるケースがあります。

特に小規模の会社は、毎月の給与を低くして、賞与で還元しようとするところがあります。不安定な業績があるため毎月の支払額を減らしたい、あるいは賞与であれば業績悪化時にカットしやすい、という事情です。

私が最初に働いた下請け会社では、毎月の給与が低く、賞与額を多くしていました。賞与の算定基準が基礎給×7ヶ月で、7ヶ月というのは世間相場よりは多い月数です。しかしこれは騙しに近く、業績が悪いとの理由で2ヶ月程度しか支払われませんでした。

かつ、基礎給×7ヶ月の「基礎給」が8万円や10万円など、かなり低く設定されていました。そして賞与計算の対象外である「スキル特別手当」などのよく分からない項目に5万円が設定され、意図的に賞与額が低くなるようにしていました。

月収や、賞与対象となる基本給の内訳・金額は、転職時にきちんとチェックされることをオススメします。

SEの待遇は

給与や賞与以外の福利厚生、会社内での地位など、SEの待遇はどうなっているでしょうか。

IT業界で働くSE

まずIT業界内で働く場合ですが、福利厚生はあまり期待できません。住宅手当などの金銭支給が少ないということと、会社の保養所などもあまり持たない会社が多いためです。

ただし福利厚生のサービスに加入していることが多く、小さな会社でも一定の福利厚生は担保されています。

代表的なサービスでいえば「ベネフィット・ワン」や「関東ITソフトウェア健康保険組合」などで、宿泊施設やスポーツクラブなどの割引が受けられます。

会社内での地位については、SEが主役であることが多く、会社の中核として活躍していけます。

事業会社で働くSE

事業会社(小売・製造業など)で働く社内SEなどの場合、福利厚生が充実しており恩恵を受けることができます。

住宅手当などは家賃の50〜70%補助されるケースもあり、1泊2000〜3000円で泊まれる保養所・ホテルなども提供されます。

会社の食堂が使えれば1食300円くらいで済み、生命保険の団体利用(割引になる)などもあり恵まれています。

給料も、若い頃はIT業界のSEのほうが高いですが、30歳を超えたころから事業会社SEのほうが高くなります。

IT業界は長時間残業(残業代多い)、年齢に関係なく能力・評価で給料を支払う会社が多いためです。一方の事業会社は、残業は少ない、年功序列的に給料が上がります。

つまり、残業代がつかない管理職になる、あるいは年齢が上がると、事業会社のほうが高くなっていくのです。

一方、会社内での地位は低くなりがちです。

なぜなら事業会社はITが主ではなく、営業や店舗販売、製品製造などが主業務のため、システム部門が脇役となるためです。

以前、社内SEとして事業会社で働いて感じたのは、社内SEの地位の低さでした。システム部門は、営業や工場の言うとおりにシステムを構築すべき、という暗黙のプレッシャーを感じたこともあります。

IT業界のSEは、彼ら自身が売上の源泉となります。SEがユーザと要件定義をする、設計をする、それらの結果でお金が支払われます。

しかし事業会社のSEは、売上を立てる営業や店舗販売員などが使うシステムを導入・保守します。会社では、売上を上げる部署・人が厚遇されます。システム部門はアシスタント的扱いをされることもあるのです。

IT業界から事業会社に転職したシステムエンジニアにとって、一番戸惑うのは地位の低さかもしれません。今までは社長・役員含め評価されスター扱いされていた人も、事業会社では一兵卒のように扱われ、嫌になって再転職した人もいます。

もちろん、きちんと評価してくれる事業会社も多くあります。また、残業や休日出勤が少ない、IT業界のSEより高給となることが多い、福利厚生が充実している、など長く働ける環境も整っています。

IT業界、事業会社、それぞれの待遇のメリット・デメリットも踏まえながら、どちらで働きたいか考えることをおすすめします。

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